門扉の握り玉の手直し
付いていたものは、既製品を加工したセミオーダー品ですが、ぶっちゃけかなりのやっつけ仕事。
難所だらけなんですが、その中でも1番の難所は ↑ このグラグラの解消。なんでグラグラかというと、扉の厚みがギリギリだったところにL型の金具を間に挟んで溶接したもんだから芯棒の長さが足りなくなって、芯棒を適当な材料で溶接したけど細く削り過ぎてスカスカななっちゃってるんです。
最も手っ取り早いのは芯棒を切って向きを変えて溶接する。そうすれば本来の太さのところが端に来るのでグラグラきません。多少カクカクはするでしょうが。ただし、手元に溶接機は無いので、知り合いに頼むから500~1,000円はお礼してこないといけません。
なので、今回は違う方法を考えました。材料費0円の方法です。
スチールの空き缶を使いました。このハサミでシャキシャキと切れます(笑)
こんな感じに四角く切り出して····
現物に合わせて四角く丸めて····
イィ感じにハマッてます!
やっぱスチール缶の厚みが丁度イィですね!!
で、四隅に切込みを入れて····
広げてツバをつけました。ツバが無いと、押し込んだ時に奥に入っていってしまう可能性があります。ら。
↑ ガタが無くなりました(^^♪
反対側も色々手直しした(かなり時間がかかりました)のですが、写真撮り忘れたので、コレだけ。
写真では割りピンを入れてありますが、修整前はドリルビスで留まってるというちょっと有り得ない仕様でした。
※割ピンもステンレスです
そもそも依頼主の方が1番直したかったのが、1枚目の写真に写ってますが、L金具と握り玉の付け根にコーキングが塗ってある部分なんです。コーキングを剥がすと溶接跡が汚く、穴も開いてます。
なんで汚く穴も開いたかというと、L金具は厚めのステンレス板です。それと薄手のステンレスの握り玉を溶接しようとしたら、下手な人だと薄手のステンレスの方が先に溶けて穴が開いちゃうんです。
厚みの違うもの同士の溶接は難しいんですね。特に薄手のものは。
汚い溶接痕や穴は、削ったり金属パテで埋めたりしてキレイにならしてシルバーに塗っておきました。
出来上がったので早速取付けてきましたが、ご依頼主様も大満足されてました(^^)